男性介護職が気をつけるポイント
介護の業界では男性の存在は重要です。しかし、気をつけるポイントがあるので注意しましょう。
介護職として働いている人、あるいは働こうと考えている人はチェックしてみましょう。
男性介護職の悩み
日本は先進国の中でも少子高齢化社会が進んでいます。そのため、近い将来たくさんの高齢者を介護しなくてはなりません。
日本では高齢者が多く、すでに業界では介護職の人手不足が起こっています。
そのため、体力のある男の介護職は必要ですし、実際に近年その数は増加しています。
しかし、一般的に現場は女性が多く、中心となっています。男性介護職員は女性中心の現場で働くことになります。
女性中心の環境下で働くときに抱く悩みとはどのようなものがあるのか紹介します。
この悩みを知れば、あなたの職場でのふるまい方を学ぶことができるでしょう。
人間関係
先程挙げたとおり、現場は女性が多数派となっています。施設で働いている介護職員の7割以上が女性だと言われています。
このように女性介護職員が多い職場では、独特な状況になる傾向があるようです。
真偽はわからないですが、女性は裏表を使い分けると一般的には言われています。
そのため、特定のグループ内での陰口というようなトラブルが生じやすいようです。
異性の方の拒否
女性の利用者に介護拒否をされた方がすくなからずいます。
介護拒否とは、名前のとおり介護を受ける側が拒否することです。
女性高齢者は異性に対応されることを嫌がるケースが多いです。
このようなとき、拒否された側はショックを受けますし、悲観的な気分になってします。
力仕事
介護職には力仕事が多いです。
例えば、高齢者の方の体を起こしたり、ベッドに寝かせたり、体を支えてあげたりと体力を使います。
職場の状況によって変わってきますが、このような力仕事をするときは男性介護職員が頼りにされるでしょう。
よって、体力にあまり自信のない介護職員は、力仕事を任されることが悩みになってしまうようです。
以上が、主な悩みとなります。
男性介護職の役割とは?
このように悩みを知ると男の介護職は難しい職業だと感じるかもしれませんが、先程挙げた悩みの原因は、それぞれ男性介護職としての役割と繋がると思います。
つまり、女性同士の派閥から引いたポジションにいることで、職場の交友関係を改善させていくことができる、ということです。
また、男と女両方の職員がいることで異性間の介護拒否を回避することもできます。
つまり、女性だらけの職場にいるからこそ役割があるのです。
稀有な存在だからこそ、職場で貴重な存在として活躍することができます。
物事を悲観的に捉えるのではなく、ポジティブに考えていきましょう。
どう気をつけていくべきか
このように女性が少ない職場ならではの悩みがいくつかあります。これらの悩みに対する方法を考えることで、あなたが実際に現場で働くときに役立つと思います。
関係は相手の意見の尊重が大切
まずは人間関係です。女性の中には気が強い人や、人から頼りにされたいと思っている人がいます。
そのような人に対して強く自分の意見を押し付けたりすると、その女性や、その女性が属するグループを敵に回してしまう可能性が高いです。
むやみに職場で敵を増やしても良いことはないので、相手の意見を尊重することが大事です。
少数派としてうまく立ち回り、味方につけるくらいの気持ちでいましょう。
気の強い女性は心強い存在となります。
業務中は女性職員と協力を
次は介護拒否の悩みですが、これは利用者と同性の介護職が対応することで解決できます。
最後は力仕事です。力仕事に自信がないと言っても、やはり女性よりは力があります。
重たい布団を運んだりと力仕事は率先してやることで、人間関係も円満になりやすいでしょう。
お互いに苦手なことを手伝い合うことで、良い職場になっていきます。
特定の人と仲良くしすぎないことも大切
うまい立ち回りとしては、特定の人と仲良くしすぎないことです。
特定の人と仲良くしていると、噂話が広まってしまい、職場での人間関係が崩れてしまうことがあり得ます。
そのため、噂話などが起こらないように特定の人と仲良くしすぎることはやめた方がいいでしょう。
大半が女性の職場で気持ちよく働くには、対応する相手や同僚への配慮が必ず重要になってきます。
相手を思いやる気持ちを常に持ちながら仕事をすると、自分の心の平穏を保つためにも良いと思います。
男性の多い職場を選ぶのも手段の一つ
女性が多いと不安だと感じる人は男性が多い職場を選びましょう。
とはいえ、施設の情報に「男性の多い職場です!」などと書いてある所はあまりありませんよね。
探し方がわからない場合は、転職サイトなどに登録して、コンサルタントの人に聞いてみることをおすすめします。
エージェントの中でも、内部の情報に精通していることを売りにしているサイトなどがおすすめですよ。
より良い職場で働くために、自分がどのように行動するのかをじっくり考えていきましょうね。
貴重な男性の介護職員は大事にされるかも
男性で介護職に就く人は増加していると言ってもまだまだ少数です。ですがこれから先必ず必要となる人材と言えます。
いくつかの悩みの原因などを紹介しましたが、これらの悩みをやりがいと捉えられるのかが重要です。
女性が大半の職場というのは、頼りにされたり、大事にされたりすると考えることができます。
もし、大変でも頼りにされるなら頑張れる、という人なら女性が多い職場でも大丈夫でしょう。